風の強い祝日の夕方に座ったままで

なぜか不安な精神になり、ちょっとのことでも集中できなかった。
特に原因はなく、ふとした拍子に切なくなったり、今やっていることが無駄に思えた。
けれど、外での仕事ができた。
内容は年に一回の会場でのイベントで大手案件だった。
ミスってはマズいので、無我夢中でしっかりこなしているうちに、カラリと軽い気分戻ってきた。
気付いたけれど苦しかったときは、お昼にお日様の光を浴びたりしなかった。
あまり部屋にこもらず外出することも良い事かもしれないと思う。

薄暗い火曜の朝は熱燗を
少年はとても腹ペコだった。
来週から夏休みという頃、学校から元気よく下校しているときだった。
蝉も騒々しく鳴いている。
日差しは強く、夕方なのにまだまだお日様は低くなかった。
少年は汗をたらして一人で歩いていた。
友達と一緒に帰るときも多いが、今日は大変お腹が減っていたため、とっとと帰宅して何か美味しいものを食べたかった。
少年が狙っているのは、昨晩のカレーの残り。
昨晩のカレーは、まだ鍋にかなり残っていたはずだ。
ご飯もたぶん、余りが冷蔵庫にあったはず。
少年はカレーの匂いを想像しつつ、早足で家へと向かった。
すると体中に、汗がいっそう出てきた。

薄暗い大安の深夜に微笑んで

北方謙三さんの水滸伝の血が通っていて雄々しいキャラクターが、オリジナルの108星になぞらえて、主な登場キャラクターが108人でてくるが、敵方、政府側のキャラクターも人間味あふれているのがいて、血が通っていると感じる。
作中人物に人間的なもろさがうかんでくるのもそして、心を奪われていたわけだ。
心が弱いなりに自分の目標とか未来の為に可能な限り一生懸命なのが読み進めていて熱中する。
読みふけっていておもしろい。
だけど、ひきつけられる登場人物が悲しい目にあったり、希望がなくなっていくストーリーも心にひびくものがあるから魅了される大衆小説だ。

天気の良い仏滅の昼にお酒を
元ブラックビスケッツのビビアン・スーは、綺麗で素敵な女性だと思う。
すでに30代も後半なんて、まったく見えない。
昔の話だけれど、脳裏に焼き付いているのが、ビビアン・スーが、米国人からのインタビューに返答していたすがた。
ちょうど学んでいる所らしかったけど、非常に熱心だった。
今頃英語も日本語だって、すっかりペラペラなんだろうなーとみている。
ビビアンの魅力は目を見張る位である。

涼しい木曜の日没は昔を思い出す

職場で仲良くなった女の人がいる。
ちょっと風変わりな人で、彼女の話はどれも面白かった。
それに加えて、彼女は資格マニアだということ。
ベビーシッターの免許、スキューバーの資格、小型船舶の免許。
英検1級、フランス語検定2級、そして、元キャビンアテンダント。
公認会計士も受かったと言っていたような・・・。
さすがにこのことを母に話したら、君の聞き間違いじゃないかと思う、と言われたけれど。
彼女は、30歳年上の上司と結婚し寿退社していった。

控え目にお喋りする母さんと読みかけの本
普段、部屋で個人的に出来るような仕事して、忙しい時期など誘いがかかると派遣先に仕事に出る。
たった、たまにが、まじで面倒くさく感じてしまう。
ここまで嫌なら辞めてしまおうかと。
行けばやる気になるけれど、多くの人間に囲まれて、プロジェクトで業務を行うのは気疲れする。
本気で母に相談すると、言いたいことは分かるよ、など豪快に笑っていた。

雨が降る月曜の夜明けに冷酒を

とある夏の日の昼前。
少年は空き地で、アリの行列が虫の死骸を運ぶところをまじまじと見ていた。
アリ達はがんばって動き回っているのだが、虫の死体一つでこんなにも大勢の蟻がいたって、意味が無いんじゃないのかと、少年はいぶかしんだ。
少年は、蟻たちの運んでいる虫の死体をとったらどうなるかな、という好奇心に駆られた。
しかし、今日はただただ見守ることにした。
とても暑い日だから、少年の汗は顔中からあふれ、ポタポタと蟻たちの近くに落ちた。

暑い祝日の午後にカクテルを
村上春樹のストーリーがハマると、読書が好きな人々のお勧めを聞き、初めて読んだのがノルウェイの森。
このストーリーは海外でも多くの人に知られ、松山ケンイチさん主演での映画も公開された。
村上春樹の文庫本は、面白く、サクサクと読めてしまう所が好きだ。
直子と緑との両者の間でゆれる、主人公のワタナベは、実に生死の間でゆれているように感じる。
その課題を無視しても直子も緑も素敵だと思う。
そして、特攻隊や永沢さんやレイコさんといった役が加わる。
登場人物のみんなが、魅力的でどこか変わっていて陰の部分を持ちあわせている。
相当前に読んだストーリーだが無性にあのシーンが読みたい!と思い、ページをめくったことが何回もある作品。
ワタナベは直子に、「私のお願いをふたつきいてくれる?」といわれ「みっつ聞くよ」と答える。
村上春樹ってこんな人なのかな?と思ったところ。
で、直子がちょっとだけうらやましくなった。

目を閉じて歌う兄弟とファミレス

この一眼レフは、昨日の夜、砂浜で拾った。
その日は、7月のちょうど真ん中で、中盤で、普段より暑くてたくさん汗をかいた。
喫茶店で、大好きな恋人と大喧嘩してしまい、もう一緒にいたくないと言われてしまった。
気を取り直そうと、自宅からこの海までスクーターでやってきて、砂浜を歩いていた。
すると、少々砂をかぶったこの一眼に出会った。
手に取って好奇心で夜の写真を何枚か撮ってみた。
一眼の持ち主より、良い感じにとれているかもしれない。
彼女の可愛い笑顔撮りたいとか、思った以上にピント調節ってめんどくさいなー、とか考えていた。
明日あたり、なんとか会ってくれるなら、恋人に自分が悪かったと謝ろう。
元通りになったら、この一眼レフ、警察に届けよう。

気持ち良さそうにダンスするあいつと冷めた夕飯
けっこう昔から知ってたけど行ったことはない、だけど、しかし、昼間ではない動物園は、夜行性の動物が大変盛んに動いていて見ていてたまらなく楽しいらしい。
知ってはいても、夜の暗さの中での動物園は動物を観察しに行ったことがないけれど、娘がもうちょっと大きくなったら行ってみようと妻と話している。
もうちょっと楽しめるようになったら、絶対に、子供も笑ってくれると思うから。
ふだんの動物園と異なった空間を私も興味があって味わってみたい。

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